近視は老眼にならないは嘘!

よく

「近視だから老眼ないんですー。」

とおっしゃる患者さんがいます。

もし45歳を過ぎていたら、それは嘘です!

正確に言うと

老眼が無い、ではなく、老眼に気がついていない、

ということです。

 

老眼とは調節という能力が低下する状態のことをいいます。

調節っていうのは、ピントをあわせる力ですね。

 

もともと眼がいい人は調節力が落ちてくると

すぐに気がつくことが出来ます。

これは、老眼になることが早いのではなく

老眼にきちんと気がつくことができた、ということです。

 

もともと眼が悪い人、つまり近視の人は

眼鏡が無い状態では遠くはみえませんが、近くはみえます。

ですから、少し調節力が落ちてきても近くがみえるので

老眼に気がつくことができないのです!

 

近視の人でも完全矯正といって

ばっちり遠くにピントを合わせた眼鏡やコンタクトレンズを使うと

眼の良い人と同じ状態になりますので

45歳ぐらいだと近くは見えづらい人がほとんどだと思います。

つまり老眼を自覚できます。

 

ですから、

近視の人は老眼にならないわけではありません。

老眼に気がつくことができない、が正しいです!